嫁と息子は、年に7,8回帰省するほど実家が大好きだ。
嫁は母親と一緒にいたいから、落ち着くからという理由で、息子は親戚の子供たちと遊べるからという理由だ。
ちなみに私はデリカシーのない嫁の家族との会話は合わないし、子供たちが騒がしくて嫌いだった。
そのため先月、嫁の家の隣にワンルームの家を増築した(すごく田舎なので敷地は大きい)。
今回は増築が完了して初めての帰省になるのだが、自分のスペースが確保でき、子供たちの騒がしさから解放されるので、だいぶ居心地が良い♪
さて、話が少しズレたが、今回はそのような嫁の実家に帰ると・・・
「義理の息子が私を無視するのだ!」
正確に言うと、相手にされないのだ。
今回の帰省で息子は、私たちの家から大きな荷物を運ぶためにピックアップカーでやって来た嫁の弟と一緒に1日早く実家に帰った。
そして1日遅れて、私たちが嫁の実家に到着した。そこで私がすれ違いざまに出会った息子に、
「よっ、〇〇!」
と声をかけると、無視されたのだ。
私の存在がまるでないようなリアクションだった。
昨日おもちゃを買ってあげた時も、
「ありがとう」
の一言もない。
なぜなら、
息子にとって、実家での私の存在意義は最も低いからだ。
私の家では嫁と息子の3人しか住んでいないため、必然的に私も構ってほしい対象に入る。しかし今回の帰省では、私、嫁、母親、弟、姉、子供5人の合計10人もいる。
そのため息子にとって構ってほしい相手の優先順位は子供たちが高くなる。
だから私が「よっ!」と声をかけた時は、
“早く他の子供に話かけに行きたいのに、その途中で優先順位の低いお前に構っている暇はない!”
という感じだったのだろう。
そして、おもちゃを買ってあげた時も、
“他の子供たちと一緒に遊びたい!語りたい!”
ということで頭がいっぱいで、ありがとうを言い忘れたのであろう。
ちなみにその時、他の子供たちにもおもちゃを買ってあげたのだが、私にありがとうと言ってきた子供は一人もいない。
嫁の家族は、基本このような感じなのだ。
いい意味でぬるく、悪い意味で無礼。
最悪な家族とも思えるかもしれないが、だからこそ私も嫁の家族に気を遣わずに済んでいるというメリットがある。
例えば無理して会話に入らなくても良いし、飲みに付き合うことは一切なく「飲まない!」と言えるし、ご飯も一緒に食べたくなかったら「部屋で食べる」とも言える。一緒に遊びに行く際も面白くなさそうだったら「行かない!」とも言える。
そのような私の行動に気を留める人がいないので、楽である。
息子においても以上のように本能に従って行動するので、本当に分かりやすく、ありがたい。
そのため私も罪悪感なく、
私の本能は「義理の息子は愛せない」と感じているし、
「忙しくない時にだけ息子を構ってあげる」という行動もできる。