朝の勉強時間。
昨晩覚えた単語の復習をしているが、それを思い出せず、泣いてしまった息子。
嫁は朝食を作っており、
“まずは自分で思い出しなさい”
と、一切のヘルプをしない。
私も息子の目の前に座っていたが、忘れたのであれば、
“昨日のノートや教科書でも見れば良いのに…”
と、母親に聞く以外にそれを思い出す方法を自分で考えろと期待しながら、放置。
結局、半べそから立ち直った息子は、キッチンまで行き、強引に母親から聞いていた。
息子は、考える力も記憶力も秀才でない「単なる凡人」だ。
凡人だからこそ、私たち親が子供のIQを少しでも伸ばせるような環境作りが大切だと私は考えている。
日々の学習から、凡人たちの中でも、優秀なスキルを一つでも見つけ、伸ばしていってほしいと願っている。
6歳児の息子は勉強中に怒られて泣いても、ケロっとしている
息子は今回のように勉強ができないで泣くことより、母親に怒られて泣くことの方が多い。それもきつく怒らないと、まったく効かないのだ。
怒られる原因は、
「集中力の欠如」
理解しているはずなのに、覚えているはずなのに、集中力を切らした息子はイージーミスを繰り返し、それに対して嫁が腹を立て、言葉で注意する。
多くの場合、それでも直らない。
そして集中力を切らした息子は、イージーミス以外に、手悪さや勉強以外の会話をし始める。
その結果、嫁が怒鳴る。
しかし息子は、
「へっへっへ」
“怒られちゃった”というような苦笑いの顔をし、ケロっとしている。
先月まではこれで直っていたのだが、最近はこれでも直らなくなってきた。
そして数分後、再び同じことを繰り返す。
それに対して嫁は怒り、息子の背中を叩いたり、手を叩いたりする(※もちろん軽く)。
ここまで来てやっと息子はマジメな顔つきになる。泣いてしまうこともある。
泣くほど悲しかったのであれば、その記憶が残っているだろうに、息子は翌日再び同じことを繰り替えす。
・・・
昨日の場合、呆れた嫁は、勉強を途中で切り上げ、20時前には子供を寝付かさせた。
もちろん子供の自由時間(=スマホで遊ぶ時間)は無しだ。
以前記事にも書いたが、私たちは自由な時間がほしければ毎日勉強だけはきちんとしなさいという取引を息子としている。
⇒参考記事:朝と夜の時間帯に毎日予習復習する息子と子供の勉強にイライラし怒る嫁
寝る前の息子は、いつも通りケロッとした顔つきだった。息子は叩かれた時も毎回勉強を終えると、ケロッとし、笑顔で、何ごとも無かったのように私や嫁に話かけてくる。
一切落ち込むこと無く、すねることもなく、ケロッとしている。
「不思議だ」
保育園では落ち着いていて、言うことをきちんと聞いて実践する良い生徒だと先生から太鼓判を押されている。そのため大切な行事のクラス代表には毎回息子が選ばれる。
家では正反対の息子に、私も嫁も驚き、息子に問うと、
“先生が怖いから…”
と答える。しかし勉強中に怒る嫁も怖いはずだ。
あ、嫁に怒られて泣くのは怖いからではなく、悲しいからなのではないだろうか。母親だから怖さは感じないのであろう。
「人での怖さが無意味なら、子供の自由時間をはく奪するという怖さを一度覚えさせた方が良いのかな。」
また私はこうも思う。
「好きでもないことを集中して行う場合、集中力は限られる。集中力をもっと伸ばせと6歳児に強制するのは無理なのではないだろうか。そのため6歳児に15分以上同じ科目を勉強させるのは長すぎるのではないか。できなくても、それ以上時間をかけてやらない割り切る勉強方法の方が良いではないか、と考える。」
もちろんそれを嫁には伝えた。
息子の勉強に関しては嫁に任せているので、嫁がどう考え、実践するかは嫁の自由だ。
さて、どうなることやら。